発酵食品や乳酸菌飲料を食べると何故いいの?
日頃から、健康系の番組だったりCMだったりまたは雑誌の記事だったり〜と、色んな所で発酵食品や乳酸菌飲料などを飲んだり食べたりしましょう!と言う情報を目にする機会は多いと思います。
しかし、何でそんなに毎日の様に発酵食品などを食べないといけないのか?と思っている人もまだまだ多い様です。
気が付くと、日々の食生活の中には必ず?と言っていいほど発酵食品を口にする機会があるのですが、どうしてわざわざ食材を発酵させる必要があるのか?と思う事もあるかも知れません。
納豆は本当にいい食品だった。
日本では実は結構昔から食べられている納豆ですが、実は平安時代頃からは多くの人が常食するようになったと言われています。
当時のとある役人が、納豆を好んで毎日のように食べていたら身体が健康になりあまり病気をしなくなった〜的な、そんな日記のような記述があるそうなのですが、そこから多くの人に広まっていったそうです。
納豆の一番最初の起源は弥生時代と言われているのですが、ある晩煮豆を食べながら寝てしまった所、朝になったら寝床に敷いている稲わらにこぼれていた煮豆が糸を引いていて、これはどうした?食べられるのか?と思いながら食べてみた所、想像以上に美味しかった!と言う事からそれ以降、煮豆を作った後に藁苞(わらづと)と呼ばれる包みに入れて一晩寝かす様になったのです。
この時代の頃は納豆の成分や効果の分析などできないので、ただ単に美味しい新しい煮豆と言う区分だったかも知れませんが、長きにわたって食べ続けられてきた背景にあるのは、納豆を食べると健康になった!と言う実績があったともされているのです。
日本以外にも海外でも発酵食品は多いですが、特にチーズやヨーグルトの恩恵を普段から受けている人はたくさんいると思います。
お腹の調子が良くお通じにも効果がある。
お腹の調子を整えて、お通じをよくする効果がある事で知られていますが、ではなぜ発酵食品を食べるとそういった効果が出やすいのか?と言うと、食品を発酵させるときに使われた菌や菌の死骸が腸内に住んでいる善玉菌のエサになるのです。
よく、乳酸菌飲料などの中には何億個と言う菌が入っているからお腹を健康にする〜と言って販売されているものもありますが、よっぽど腸まで届く加工をしていない限りは腸に生きたまま届かないのです。
思ったより期待外れ
生きたまま届く加工をしていない他の乳酸菌飲料だったり食品の多くは、食材を発酵させるだけの力しかない菌が多いので、たとえ使ったり食べる前は菌が生きていたとしてもお腹の中に入ると殆どが胃酸で死んでしまうので、発酵食品を発酵させている菌自体の効果は期待しない方が良いのです。
発酵食品が身体に健康をもたらしてくれるのは、発酵を助けた菌の死骸を腸内の金が食べて活性化する事なので、菌自体が身体の中で頑張っている?と言う認識は改めた方が良いでしょう。